2012年12月に、厚生労働省が
「食品の中に含まれる放射能物質に係わる規格基準案」を
公表し、2012年4月からその基準が適用されています。
その基準値とは、
「食品からの生涯の累積線量100mSv(シーベルト)」を根拠に
1年あたり「1mSv」を設定して算出されたものになります。
それぞれの食品1kgあたりの放射性セシウムの基準値として
下記のように設定されています。
飲料水(茶飲料含む) | 10ベクレル |
乳児用食品 | 50ベクレル |
牛乳 | 50ベクレル |
一般食品 (上記3項目に該当しないすべての食品) |
100ベクレル |
そこで当社商品について 専門機関((財)日本食品分析センター)に放射能性物質の測定を依頼しました。 測定結果は、上記基準値をクリアしておりますので、 安心して飲用をしていただけます。
新聞・雑誌・TVニュースなどで、「シーベルト(Sv)」・「ベクレル(Bq)」という
単位をよく耳にします。そこで、簡単に説明したいと思います。
【シーベルト(Sv)】:人の体が放射線を受けた時の影響を表す単位。
・1ミリシーベルト(mSv)は、1シーベルトの 1000分の1
・1マイクロシーベルト(μSv)は、1ミリシーベルトの 1000分の1
【ベクレル(Bq)】 :放射性物質が放射線を出す能力(放射能)を表す単位。
・放射能物質は、水や食物など放射線を出す(放射能)がある物質です。
例えれば、電球に置き換えると
電球から出る光の強さの単位(カンデラ)≒[ベクレル]
電球の光を受けた面の明るさ(影響)を表す単位(ルクス)≒[シーベルト]
となります。
<例1>成人の方が受ける放射線の影響(シーベルト)は
①40Bq/kgのセシウム137が検出された1本200mℓ入りの牛乳を飲用した場合
※0.000104mSvとなり
1年間で約9,615.3本(約1,923.06ℓ)、1日約26本(約5.26ℓ)飲用が可能です。
②40Bq/kgのセシウム134が検出された1本200mℓ入りの牛乳を飲用した場合
※0.000152mSvとなり
1年間で約6,578本(約1,315ℓ)、1日約18本(約3.6ℓ)の飲用が可能です。
<例2>成人の方が受ける放射線の影響(シーベルト)は
①9Bq/kgのセシウム137が検出された水200mℓを飲用した場合
※0.0000234mSvとなり
1年間で約42,735杯(約8,547ℓ)、1日約117杯(約23.4ℓ)の飲用が可能です。
②9Bq/kgのセシウム134が検出された水200mℓを飲用した場合
※0.0000342mSvとなり
1年間で約29,239.7杯(約5,847.9ℓ)、1日約80.1杯(約16ℓ)の飲用が可能です。
◆例1・例2は、単体で飲用し1年間の摂取規格・1mSvに達するまでの飲用量になります。
・計算式は、国際放射線防護委員会の換算系数を使用しました。
・換算系数は、年齢により異なります。
※ご参考までに、「ベクレルからシーベルトへの換算」が
詳しく紹介されているホームページアドレスを記載いたします。
http://www.jaero.or.jp/data/02topic/fukushima/knowledge/19.html
(東京電力・福島第一原子力発電所事故のページに、事故と放射線に関する基礎知識の「ベクレルのシーベルトへの変換」のアドレスです。)